子育てをしながら働き方を見直す中で、
私は時短正社員の求人にも応募しました。
実際に面接を受けてみて感じたのは、
時短正社員の面接は、一般的な中途採用の面接とは少し違うということです。
もちろん、志望動機や自己紹介、これまでの経験、長所・短所など、
一般的な面接で聞かれる質問もありました。
ただ、それ以上に印象に残っているのは、
働ける時間や子供の体調不良時の対応、
急なお休みや中抜けへの対応など、
条件面や環境面についての確認が多かったことです。
私は以前、人材派遣の営業をしており、
派遣スタッフさんの職場見学に同席する機会も多くありました。
面接そのものはそこまで苦手ではありませんでしたが、
時短正社員の面接では、これまでとは違う角度からの質問も多く、
うまく答えられなかったと感じる場面もありました。
今回は、実際に時短正社員の面接を受けて感じたことについて書いてみようと思います。
普通の中途面接より、環境面を見られた
時短正社員の面接でも、
自己紹介や志望動機、これまでの職務経験については聞かれました。
このあたりは、私も比較的スムーズに答えることができました。
ただ、環境面についての質問や確認に対しては、
自信を持って答えられず、
今振り返ると少し微妙な印象を与えてしまったかもしれないと思っています。
たとえば、
・子供が体調不良になった時は誰が対応するのか
・ 急なお休みや中抜けが必要になる可能性はあるのか
・ 残業が発生した場合、どこまで対応できるのか
・ 学校行事や通院などで休むことはあるのか
・周囲に頼れる人はいるのか
こういった確認が多かったです。
企業側からすると、
時短正社員として採用する以上、
長く安定して働けるかどうかを確認したいのだと思います。
だからこそ、スキルや経験だけではなく、
「実際に働き続けられる環境があるか」
をかなり見られていると感じました。
答えに悩んだ質問
私が特に答えに悩んだのは、
子供が体調不良になった時の対応についてです。
「お子さんが体調不良になった時は、どなたが対応されますか?」
この質問に対して、
夫と交代で対応できます。
両親にお願いできます。
近くに頼れる家族がいます。
そう答えられる方であれば、企業側も安心しやすいと思います。
でも私の場合は、シングルで、
両親も近くに住んでいません。
そのため、基本的には私が対応することになります。
正直、ここは自信を持って答えにくい部分でした。
ただ、そこで
「私しか対応できません」
だけで終わってしまうと、企業側としては不安に感じると思います。
今振り返ると、
できないことを伝えるだけではなく、
どうカバーするつもりなのかまでセットで伝えることが大切だったと感じています。
たとえば、私の場合ならこう伝えればよかったと思います。
子供の体調不良時は、基本的には私が対応することになります。
ただ、病児保育にも登録しているため、利用できる場合は活用しながら、できるだけお休みが長引かないように対応したいと考えています。
また、急なお休みが発生する可能性がある分、日頃から業務の進捗共有や前倒しの対応を意識し、周囲にご迷惑を最小限にできるよう努めたいと思っています。
「休む可能性があります」だけで終わらず、
その後の対応まで考えていることを伝えるのが大切だと思いました。
無理して「できます」と言わない
時短正社員の面接で大切だと感じたのは、
無理してできないことを言わないことです。
時短勤務を希望している以上、
働ける時間や対応できる範囲には、どうしても制限があります。
もちろん、面接では良く見られたい気持ちがあります。
「残業できます」
「急なお休みはほとんどありません」
「子供の対応は何とかなります」
そう言えた方が印象は良く見えるかもしれません。
でも、実際には難しいことを無理に「できます」と言ってしまうと、
入社後に自分も会社も苦しくなってしまいます。
大事なのは、
できないことを隠すことではなく、
できない可能性があることに対して、どう備えているかを伝えることだと思います。
時短正社員の面接では、
自分を良く見せることよりも、
入社後に無理なく長く働けるかをお互いに確認することが大切だと感じました。
グレーな質問をされることもあった
時短正社員の面接では、
普通の面接質問に加えて、環境面の確認が多くありました。
ただ中には、
「それ聞いていいのかな?」
と感じるような、少しグレーな質問をされたこともありました。
もちろん、企業側も不安を確認したかったのかもしれません。
でも、あまりにも踏み込みすぎている質問や、
失礼だと感じる質問に対しては、
無理にすべて答える必要はないと思います。
時短勤務を希望しているからといって、
必要以上に下に出る必要はありません。
もし面接の時点で、
「この会社は少し合わないかもしれない」
と感じたなら、こちらから辞退する選択肢もあります。
むしろ、面接で分かってよかったと思います。
印象に残っている面接の質問
逆に、すごく印象に残っている質問もありました。
ある会社の面接で、
「子育てで一番つらかったことは何ですか?」
「逆に、一番嬉しかったことは何ですか?」
と聞かれたことがあります。
この質問はかなり不意打ちだったので私は思わず笑って、
どちらも毎日です。
と答えました。
すると面接官の方も笑ってくださって、
その場の空気がすごく和らいだのを覚えています。
そしてこの質問をしてくれた会社で私は今時短正社員として働いています。
面接官の方との相性や、
会社の雰囲気も、働くうえではかなり大事だと思います。
今振り返っても、
あの時の自分の直感を信じてよかったと思っています。
シングルマザーは、最強の武器になることもある
時短正社員の面接では、
子育て中であることや、シングルマザーであることを
不利に感じてしまう場面もありました。
急なお休みが必要になるかもしれない。
残業に制限がある。
周りに頼れる人が少ない。
そう考えると、
どうしても「採用されにくいのでは」と不安になります。
でも、今振り返ると、
シングルマザーであることは弱みだけではなかったと思っています。
毎日の家事、育児、仕事の調整。
子供の予定管理。
限られた時間の中で物事を進める力。
急なトラブルにも対応する力。
誰かに任せきりにできないからこそ身についた責任感。
これらは、働くうえでも十分に強みになると思います。
シングルマザーだから不利。
時短希望だから弱い。
そう思う必要はないと思います。
これまで一人で子育てと生活を回してきた経験は、
決してマイナスだけではありません。
見方を変えれば、
シングルマザーは最強の武器になることだってある。
私はそう感じました。
選ばれなきゃと思いすぎなくていい
転職活動をしていると、
どうしても「選ばれなきゃ」と思ってしまいます。
特に時短正社員を希望していると、
フルタイムで働けないことや、
子供の急な体調不良への対応などを気にして、
必要以上に自分を低く見てしまうこともあります。
でも、面接は企業に選ばれるだけの場ではありません。
自分も、
「この会社で働きたいか」
「この環境なら長く続けられそうか」
を確認する場だと思います。
できないことを無理にできますと言う必要はありません。
大切なのは、
できること、難しいことを正直に伝えたうえで、
それでも長く働きたい気持ちや、
限られた時間の中でしっかり働く姿勢を伝えることだと思います。
時短だからといって、必要以上に遠慮しなくていい。
子育て中だからといって、自信をなくしすぎなくていい。
お互いに合うかどうかを確認する場として、
面接に臨めばいいのだと思います。
時短正社員の面接で感じたこと
時短正社員の面接は、
一般的な中途採用の面接とは少し違いました。
これまでの経験やスキルだけではなく、
子育て中でも安定して働ける環境があるか、
急なことが起きた時にどう対応するのか。
そういった部分をかなり見られていたと思います。
だからこそ、事前に環境面の質問まで準備しておくことが大切です。
子育て中であることを隠すのではなく、
現実的に起こり得ることを伝えたうえで、
それでも長く働きたい気持ちと、工夫して働く姿勢を伝える。
そして、必要以上に「選ばれなきゃ」と思いすぎないこと。
これが、時短正社員の面接では大切なのかなと思います。
同じように、子育て中の転職面接や、
時短正社員の面接に不安がある方の参考になれば嬉しいです。
子育て中の転職面接で実際によく聞かれた質問については、こちらの記事でもまとめています。
子育て中の転職面接でよく聞かれた質問
子育て中の面接で「残業できますか?」と聞かれた時の答え方
子育て中の面接で「バックアップ環境はありますか?」と聞かれた時の答え方


