派遣で時給を上げる方法|元派遣営業が見た交渉しやすいタイミング

派遣のリアル

派遣で働いていて、
1年以上更新して続けているのに、
時給が入った時と変わっていない。

「派遣で時給交渉ってできるの?」
「担当営業に言ったら印象が悪くなるかな」
「時給を上げてほしいなんて言っていいのかな」

そう考えて、なかなか言い出せない方も多いと思います。

私は以前、派遣会社で営業として働いていました。

その経験から言うと、
派遣でも時給アップのチャンスはあります。

ただし、時給アップは、
ただ長く働いていれば必ず上がるというものではありません。

タイミングや勤務状況、
就業先からの評価、
業務内容の変化などが大きく関係します。

今回は、元派遣営業の目線で、
派遣で時給を上げたい時に知っておきたいことを書いてみようと思います。

1年以上続けているなら、時給アップの相談はしやすい

派遣で時給を上げたいと思った時、
一つの目安になるのが、
同じ職場で1年以上継続して働いているかどうかです。

もちろん、派遣会社や就業先企業によって違いはあります。

地方の小さな派遣会社や、
案件によっては当てはまらない場合もあると思います。

ただ、一般的には、
1年以上継続して働いているスタッフさんに対して、
派遣会社側が時給アップの交渉を検討することはあります。

派遣会社としても、
長く安定して働いてくれているスタッフさんは大切です。

勤怠が安定している。
勤務態度が良い。
業務にも慣れている。
就業先からの評価が良い。
これからも継続して働いてくれそう。

こういうスタッフさんは、
派遣会社にとっても、就業先企業にとっても、
できるだけ長く続けてほしい貴重な存在です。

そのため、1年以上継続している場合は、
時給について相談しやすいタイミングだと思います。

時給アップしやすい人の特徴

派遣で時給アップの相談がしやすい人には、
いくつか共通点があります。

① 1年以上継続して働いている
② 勤怠が安定している
③ 勤務態度が良好(挨拶や報連相)
④ 業務範囲や責任の範囲が広がっている
⑤ 業務の難易度が上がっている
⑥ これからも安定して継続できそう

特に大きいのは、勤怠の安定です。

欠勤や遅刻がまったくない人でなければダメ、
というわけではありません。

体調不良や家庭の事情など、
どうしても休まなければいけない日はあります。

ただ、欠勤や遅刻が常識の範囲内で、
連絡もきちんとできていて、
全体として安定して働けているかは見られます。

派遣営業が企業に時給交渉をする時も、
「長く安定して勤務してくれているスタッフさんです」
と言えるかどうかは、とても大きいです。

業務内容が変わっているなら伝えていい

時給アップの相談をする時は、
ただ「時給を上げてほしい」と伝えるよりも、
理由がある方が話が進みやすいです。

たとえば、

① 入社当初より任される業務が増えた
② 業務の難易度が上がった
③ 責任のある業務を任されるようになった
④ 後輩スタッフへの引き継ぎやフォローをしている
⑤ 最初は補助業務だったが、今は一人で担当している業務がある

このような変化がある場合は、
担当営業に伝えて大丈夫です。

派遣営業が就業先企業に時給交渉をする時、
ただ「スタッフさんが時給を上げてほしいと言っています」
だけでは、正直弱いです。

企業側に伝えるには、
時給を上げる理由が必要です。

だからこそ、
自分が今どんな業務をしているのか、
入社時と比べて何が変わったのか、
どんな役割を任されているのかを整理しておくことが大切です。

営業担当が企業に説明しやすい材料を渡すイメージです。

更新のタイミングで相談するのが自然

時給アップの相談をするなら、
おすすめは契約更新のタイミングです。

派遣は、
3か月更新、6か月更新など、
一定期間ごとに契約更新があります。

その更新確認の時に、
担当営業から今後の継続意思や職場の状況について確認されることが多いです。

その時に、

「今後も長く続けたいと思っています。
もし可能であれば、時給についても一度ご相談させていただきたいです」

と伝えるのは自然です。

いきなり強く、
「時給を上げてください」
と言うよりも、

「長く続けたい気持ちはある」
「そのうえで時給について相談したい」

という伝え方の方が、
担当営業も就業先に相談しやすくなります。

担当営業から時給の話が出ることもある

派遣会社によっては、
1年継続のタイミングや更新のタイミングで、
担当営業側から時給について話が出ることもあります。

「長く続けていただいているので、時給についてこちらでも確認してみます」
「次回更新のタイミングで時給交渉をしてみます」

というように、
営業側から動いてくれる場合もあります。

ただし、すべての営業担当が必ず自分から言ってくれるわけではありません。

営業担当も複数の企業やスタッフを担当しているため、
こちらから言わないと後回しになってしまうこともあります。

だからこそ、
1年以上続けているのに時給が変わっていない場合は、
自分から相談してみても良いと思います。

伝え方は強すぎない方がいい

時給交渉をする時に気をつけたいのは、
伝え方です。

たとえば、

「時給が上がらないなら辞めます」

といきなり強く伝えてしまうと、
営業担当も就業先も少し構えてしまいますし、正直印象はよくありません。

もちろん、時給が大切なのは当然です。

生活もありますし、
同じ仕事を長く続けているのに時給が変わらないと、
不満に感じるのも自然なことです。

ただ、交渉としては、
まずは相談ベースで伝える方が良いと思います。

たとえば、

「今後も長く続けたいと思っているのですが、
1年以上勤務して業務の幅も広がってきたため、
時給について一度ご相談できないでしょうか」

このように伝えると、
営業担当も受け止めやすいです。

子育て中でも時給交渉はしていい

子育て中の方だと、
急なお休みや早退があることを気にして、
「時給を上げてほしいなんて言いにくい」
と思う方もいるかもしれません。

でも、子育て中だからといって、
時給交渉をしてはいけないわけではありません。

大切なのは、
自分の働き方の中で、
どれだけ安定して貢献できているかです。

限られた時間の中でも、
きちんと業務をこなしている。
周囲と連携して働いている。
急な休みがあった時も、できる限り早めに連絡している。
これからも継続して働く意思がある。

こういう部分があれば、
十分に評価される可能性はあります。

子育て中だからと遠慮しすぎず、
更新のタイミングなどで相談してみても良いと思います。

頑張っていても時給が上がらないケースもある

もちろん、条件に当てはまっていて、
真面目に頑張っているのに、
時給が上がらないケースもあります。

たとえば、派遣先が大手企業で、
現場ではなく本社にしか決裁権がない場合。

現場の評価がどれだけ良くても、
本社の判断や予算の関係で、
時給アップが難しいこともあります。

また、派遣先によっては、
お金に関してかなりシビアな企業もあります。

そういう場合は、
スタッフさんの勤務態度が良くても、
業務の幅が広がっていても、
担当営業が交渉しても、
どうしても時給が上がらないことがあります。

これは、スタッフさんが悪いわけではありません。

派遣会社側としても、
上げたい気持ちはあっても、
派遣先企業の予算や方針によって、
どうにもできないケースがあります。

その場合は、担当営業に相談して、
思い切って派遣先を変えてみるのも一つだと思います。

派遣という働き方を選ぶ理由は、人によって違います。

扶養内で働きたい。
Wワークなので残業なしで働きたい。
やってみたかった業界に、派遣という入り口から挑戦したい。
家庭とのバランスを大事にしたい。

必ずしも、給料だけで選んでいる人ばかりではないと思います。

でも、1年前と比べて自分の状況が変わり、
「もう少し収入を上げたい」
「扶養を外れてしっかり稼ぎたい」
「今より条件の良い職場で働きたい」
と思うようになったなら、
それを正直に担当営業へ相談して大丈夫です。

むしろ、状況が変わったことをきちんと相談してくれるスタッフさんは、
営業側から見ても印象が良いです。

何も言わずに突然辞めるより、
「今後はもう少し収入を上げたい」
「条件が合う職場があれば検討したい」
と相談してもらえた方が、
営業担当も次の提案をしやすくなります。

時給アップを相談する時の例文

実際に担当営業へ伝えるなら、
このような言い方が自然です。

「現在の職場では1年以上継続して勤務しており、
業務にも慣れて任せていただける範囲も増えてきたと感じています。
今後も長く続けたいと思っているため、
次回更新のタイミングで時給について一度ご相談できないでしょうか。」

もう少しやわらかく伝えるなら、

「いつもフォローいただきありがとうございます。
現在の業務にも慣れてきて、今後も継続して働きたいと考えています。
もし可能であれば、次回更新のタイミングで時給についてご相談させていただけますでしょうか。」

このくらいの伝え方なら、
強すぎず、でもきちんと希望は伝えられますし仕事への向き合い方も好印象です。

時給交渉はわがままではない

派遣で働いていると、
時給について相談することに遠慮してしまう方もいると思います。

でも、1年以上継続して働いていて、
勤怠も安定していて、
業務にも慣れ、任されることが増えているのであれば、
時給について相談することはわがままではありません。

大切なのは、
タイミングと伝え方です。

契約更新のタイミングで、
これまでの勤務状況や業務内容を整理して、
担当営業に相談してみる。

それだけでも、
状況が変わるきっかけになるかもしれません。

もし今の派遣先で時給アップが難しかったとしても、
自分の希望や生活状況が変わっているなら、
別の派遣先を相談してみるのも一つの方法です。

派遣は、働き方を選びやすい一方で、
派遣先によって条件や時給の上がりやすさにも差があります。

だからこそ、
今の自分が何を重視したいのかを整理して、
担当営業に正直に相談してみることが大切だと思います。

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